インフラ業界の志望動機の書き方を転職エージェントが解説!女性が意識すべきポイントは?志望動機の注意点や例文も紹介します!

生活をする上でなくてはならない電気や水道などのエネルギー。

また、移動をする上で鉄道や道路といったものも誰もが必要とするサービスです。

そんな毎日の生活や産業活動の基盤となっている業界を「インフラ業界」と呼んでいます。

今回はそのインフラ業界への転職を考えた時に必要となる志望動機について解説していきましょう。

インフラ業界の志望動機の書き方を解説

ノートパソコン 女性

インフラ業界は生活や産業の根幹となるサービスを提供する業界です。

そのため、他の業界よりも社会貢献の要素が強くなります。

志望動機にも自分の将来への展望と共に、社会に貢献することへの熱意も伝えたほうがよいでしょう。

他の業種では実現できない、人々の生活を豊かにしたり便利にしたりするための企業活動が可能な業界です。

そういったことへの自身の考えや、やりたいことを含めて志望動機をまとめると説得力が増すでしょう。

 

ワンポイント
志望動機には社会貢献への意識を伝える必要がある。

インフラ業界の仕事内容

書類を抱える 女性

一口にインフラ業界といってもその種類は幅広く、いくつもの業界が含まれています。

大きく分けるとエネルギー生活交通建築の4つのカテゴリーに分けることができるでしょう。

エネルギーインフラの電力会社であれば、電力を生産するのが主な仕事です。

交通インフラの鉄道会社であれば、旅客輸送や貨物を運ぶことが仕事になります。

業種ごとに仕事内容は異なりますが、共通していえることは他の企業に比べて責任が重いことでしょう。

電気や鉄道が止まってしまっては、企業内だけでなく多くの人々の生活や産業に大きな影響を与えます。

ですので、責任ある仕事をすることにやりがいを感じる人に向いている業界といえるでしょう。

しかし、そういったことにプレッシャーを感じる人は避けたほうがいいかもしれません。

インフラ業界に勤める大きなメリットとして、業界が安定しているという点が挙げられます。

景気に左右されず企業間の競争も比較的少ないので、他の業界と比べてリストラなどのリスクが少ないのです。

また、平均年収も一般企業に比べて高い傾向があります。

プレッシャーのかかる業界であるからこそ、雇用や給与での見返りが大きい業界といえるでしょう。

インフラ業界の種類

作業着 女性

インフラ業界の主要なカテゴリーとなる、エネルギー・生活・交通・建築系の4つの業態について解説します。

エネルギーインフラ

スイッチ

エネルギーインフラは、生活を行う上で必須となる電力やガスなどのエネルギー資源を供給する業種です。

必要な資源の調達を行ったり、供給ルートを構築したりするのも含まれており業務内容は多岐に渡ります。

人々の生活の基盤となるだけでなく産業の発達にも重要な要素です。

そのため事業規模も大きく、需要が下がることもないのでインフラ業界の中でも特に安定した業界といえるでしょう。

生活インフラ

電波

生活インフラは、電話やインターネットなど通信サービスを供給する企業や新聞・雑誌などのメディア業界が主な業種です。

携帯電話の普及と、同じように飛躍的な成長を遂げているインターネット業界などにより需要が上がっている業界といえます。

逆に新聞や雑誌などの紙媒体を扱う業界は、インターネットの発達の影響を受け厳しい状況となっているのも特徴の1つです。

生活インフラは時代の変化とともに需要が大きく変わりやすいので、トレンドに敏感になることが求められる業界でしょう。

交通インフラ

道路

交通インフラは、鉄道や航空などの旅客・貨物輸送を行う業種や高速道路やトンネルなど道路網の管理を行う業種が含まれます。

通勤や物流を行う上で、鉄道や道路などはなくてはならない要素となるので、この業種も比較的安定する業界です。

鉄道などは以前は国営であったこともあり、ほぼ決まった企業で市場を独占しているというのもこの業界の特徴でしょう。

建築系インフラ

建築施設

建築系インフラは、主に鉄道や道路、ダムなどの公共施設の設計設備管理を行う業界です。

スーパーゼネコンと呼ばれる建設業界の大手5社が牽引し高い技術力を用いた設計、建設、設備管理が行われています。

事業規模の大きな公共事業を請け負うことも多いためこれも安定しやすい業界です。

志望動機を書く前の準備

履歴書

面接を受ける上で重要となる志望動機にはしっかりとした事前準備が必要となります。

その準備についてどういうことが必要になるかご紹介しましょう。

自己分析をしよう

まずはしっかりと自己分析を行いましょう。

志望理由を考える際も、なぜ自身がこの業界を選んだのか深掘りしておく必要があります。

自分の好きな仕事や個性、アピールできるスキルなどさまざまな角度で自分のことを見つめ直してみましょう。

そうした上で、実際の面接官から受ける質問を想定して回答内容を準備します。

面接は志望企業に自分の人間性を伝える場です。

ですので、どれだけ自己分析をして、どれだけ多くの質問を想定できるかで面接の成功確率は大きく変わります。

ささいなことでもじっくりと考えられるように、余裕を持った状態で自己分析を行いましょう。

企業の求めている人物像を知ろう

次に、企業の求める人物像について調べましょう。

それには、募集要項や企業のホームページ、文献など幅広い情報を集めることが重要です。

そして、集めた情報から企業の理念にマッチした人物像を見極めるために入念に研究を行いましょう。

求める理想の形を理解した上で、自己分析で把握した自身のスキルや個性で活かせるものがないか探します。

極端にいえば、どんなに自分が優れていることでも志望企業が必要としてなければ意味がありません。

自身をしっかりとアピールするためにも志望企業の需要がどこにあるか入念に調べましょう。

 

ワンポイント
・自分自身の思考について深掘りを行い、面接官の質問をいろいろと想定しておく
・志望企業の研究を入念に行い需要がどこにあるか把握しておく

志望動機で意識すべきポイント

ポイント 女性

志望動機で意識すべきポイントについて具体的に解説していきましょう。

なぜインフラ業界を志望したのかを明確にしよう

志望動機で一番重要となるのが、インフラ業界を志望した理由です。

これは自分が志望した理由となるので、正解というものはなく正直な思いを伝えてください。

何かきっかけとなる出来事があれば、そのエピソードを交えてもよいでしょう。

鉄道関連の仕事であれば、子供の頃からの夢であったというのを熱意を持って伝えるのも方法の1つです。

他の職業ではなく、インフラ業界でなければならない自身の理由をしっかりと伝えていきましょう。

社会貢献への意識をもった理由を示そう

インフラ業界の特徴である社会貢献への意識は志望動機に織り込むべき要素でしょう。

自身の仕事によって人々の生活を豊かにできるというのは、他の職業にはあまり見られない特徴です。

そこにやりがいを持って働くことはインフラ業界を目指す上で必須な条件だといえます。

働くモチベーションとなる意識を志望動機に入れて伝えましょう。

なぜその企業なのかを明確にしよう

インフラ業界の中でも自身が選んだ、その志望企業である理由を伝えましょう。

エネルギーインフラの中でも電力やガスなど色々な業種があり、その中でもさまざまな企業があります。

多くの企業の中から選んだ、志望企業の理由を明確にすることが必要でしょう。

それには、入念に企業研究を行い特徴を掴むのが重要です。

その理由では他の会社でもいいのでは?と思われてしまわないように、固有の理由を示しましょう。

入社後どう貢献できるのかを書こう

入社後に自身がどう貢献できるかアピールするのも重要な要素です。

志望企業の方針をリサーチした上で、その方針に沿って自身が活躍するイメージを具体的に伝えましょう。

それには入念に自己分析を行いアピールできる要素を理解しておく必要があります。

企業側に必要な人材であると感じてもらえるようなアピールを行うことを心がけましょう。

志望動機を書く際の注意点

ストップジェスチャー

志望動機を考えた時に注意するポイントがいくつかあります。

まずは、なるべく具体的な内容を伝えることです。

複数の企業を受ける場合にありがちなことで、どの企業でも対応できるような普遍的な回答を準備してしまうケースがあります。

企業名や内容を多少修正して、志望動機のテンプレートを作ると多くの面接を無難に乗り越えることができるしょう。

しかし、どの企業でも当てはまるということはその企業でなくてもいいことになってしまうのでインパクトに欠けます。

企業研究には十分に時間をかけて、面接官に熱意が伝わる内容となるよう心がけましょう。

次に、安定や高収入といった自分にメリットがあることを志望動機とするのは避けたほうがよいでしょう。

確かに安定や高収入はインフラ業界の特徴ですが、それを面接官に伝えてもあなた自身の必要性は伝えられません。

むしろ、社会貢献の精神が必要な業界であるため、自分本位の主張をすることは大きなマイナスイメージとなってしまいます。

高収入といった分かりやすいものでなくても、やりがいがある仕事がしたいという理由にも注意が必要です。

社会に影響力が高い仕事であるからやりがいがあるというのは個人の主観といえるでしょう。

そうした仕事でなければモチベーションが上がらないとも捉えられてしまうので、伝え方には工夫が必要となります。

 

ワンポイント
・志望動機には熱意が伝わるよう企業研究をしっかりと行い固有の理由を見つけるようにする
・自分にメリットがあることを全面に打ち出すとマイナスイメージを与える可能性がある

志望動機の例文・NG例文

ノートパソコン 女性

これまでの内容を踏まえた上で、志望動機の例文NG例文をご紹介します。

自身の経験を基にした例文

「私の実家は東北にあり、東日本大震災の際に被災しました。

その時に付近一帯が停電してしまい、真っ暗な中で余震の恐怖もあり非常に不安になったのを覚えています。

そして電気が復旧された時には避難所で被災した方達と手を取り喜び、大きな安心感を得られました。

その時の教訓として電気というのは人々の生活だけでなく、心も豊かにするものだと身に染みて感じております。

御社の掲げる、エネルギーを通じて豊かで快適な環境を実現するということは私にとっても理想の社会です。

微力ではありますが、自身の経験を活かしより良い環境を実現できるよう努めてまいります。」

震災という自身が体験したことを中心にまとめている文章です。

実体験で身に染みて感じたことは相手にも伝わりやすい内容となります。

そこで得た知識と志望企業の理念をつなげることで、志望企業の方針とやりたいことがマッチしていることが伝わるでしょう。

鉄道業界を目指す例文

「私は以前から社会に役立つ仕事がしたいと考え、生活に欠かせない交通インフラの仕事に興味を持ちました。

中でも業界トップのシェア率で、新たな価値の創造にチャレンジし続けている貴社で仕事がしたいと考えております。

現状を維持するだけでなく、リニア事業など新たな試みにも挑戦しさらなる利便性を求めている点が魅力的でした。

私も常に新しいことへチャレンジする精神と固定概念にとらわれない発想で利便性の追求をしていきたいと考えます。」

社会貢献の精神を伝えた上で志望企業の研究成果も含めた志望動機となっています。

企業が行う事業や理念に興味関心があるというのを示していくのは効果的です。

どういった働き方をしたいのか、自身のビジョンを伝えるのも自分をアピールできるポイントです。

自分のメリットだけを押し出したNG例文

「私は安定する仕事に就きたいと考え、建築業界でも5本の指に入るとされる貴社を志望しました。

貴社に入社した大学の先輩から働きやすい環境が整っているという話を聞き、より興味を持つようになっています。

仕事内容と貴社の風土を吸収し、活躍できる人材となるよう頑張っていきたいです。」

安定や働きやすい環境というのは確かに魅力です。

しかしそれは志望者側のメリットであり、企業側があなたを採用する理由にはなりません。

自身のメリットだけを押し出してしまうと、利己的なイメージを持たれ悪い印象を与えてしまいます。

志望動機がまとまらないときの対処法

疑問 女性

志望動機がまとまらない場合は次の点に気を付けて考えてみましょう。

まず1つ目は自己分析が足りていない可能性です。

志望理由が思いつかないというのは、なぜその企業理由を選んだのか自分が分かっていないということです。

すなわち、自身のやりたい仕事、自分が向いている仕事ということへの深掘りが足りていないと思われます。

自分の過去の経験や個性などを今一度ゆっくりと見つめ直し、本当にやりたいことは何なのか考えてみましょう。

次に、企業選びの基準が明確でないことです。

その企業を選んだ確固たる理由が自分の中にないため、なぜ入社したいかが明確に答えられないのでしょう。

まずは企業研究をしっかりと行い、志望企業がどういった特色があるのかしっかりと理解することです。

そして、その特色が自身の求めるものであるかどうか精査した上で志望企業を選んでいきましょう。

 

ワンポイント
志望動機に迷った場合には落ち着いて自分自身を見つめ直し、本当に自分がやりたいことを考えることが重要。

転職の悩みは転職エージェントに相談しよう

打合せ 女性

転職には不安がつきものです。

さらに異業種からの転職であれば、その不安はさらに増してしまうことでしょう。

そうした不安があれば、一度転職エージェントに相談することをおすすめします。

転職エージェントは、さまざまな業界の知識を幅広く持ち非公開求人を紹介してもらえる場合もあります。

また、志望動機で悩んだら転職エージェントに聞けば添削を行ってもらうこともできます。

自分の志望動機が適切かどうか分からないまま本番を迎えてしまうと、とても不安だと思います。

そういった不安を解消するためにも、転職のプロである転職エージェントに相談するのが賢明な方法でしょう。

まとめ

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インフラ業界は需要が高く、なくてはならない仕事であるため収入面待遇面でのメリットは大きいです。

しかし、それに伴い志望する人も多く他の業界から比べても競争率が非常に高くなっています。

その中で内定を勝ち取っていくには、入念な自己分析企業研究を基にした精度の高い志望動機が必要な要素です。

不明点があれば企業や転職についての情報を幅広く持つ転職エージェントに相談して、万全な状態で面接に臨みましょう。

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