セキュリティエンジニアはクライアント企業のシステムを外部からの攻撃から守る職業です。
クライアントの要望にあわせてシステムの構築をしたり運用をしたりします。
このような職業に転職を希望している人は、志望動機ではどのような内容を記載すればよいのでしょうか。
この記事ではセキュリティエンジニアに転職する際の志望動機に書き方について解説します。
とくに専門性の高い職業でもあるため女性が面接でアピールするためのコツについても紹介しますので参考にしてください。
セキュリティエンジニアの志望動機を解説
Contents
クライアント企業の個人情報や機密情報を守るのがセキュリティエンジニアの仕事です。
セキュリティエンジニアに転職する理由を明確にすることで採用担当者の印象に残りやすい志望動機に仕上げます。
セキュリティエンジニアを目指すきっかけとなった理由があればエピソードとして活用してみるのもよいでしょう。
セキュリティエンジニアの志望動機で多いのは社会貢献したいと思ったからというものです。
社会貢献というと聞こえがよいですが、実際には曖昧なワードであることも理解しておきましょう。
社会貢献を理由にあげるのであれば具体性を持たせることが重要です。
そのためエピソードが重要になります。
志望動機を考えるときのポイント
セキュリティエンジニアの志望動機を考える際に考慮しておきたいポイントがいくつかあります。
まず大切なのはなぜセキュリティエンジニアでなければならないのかを強くアピールすることです。
この職業を選んだ理由を明確に伝えられるようにしましょう。
もうひとつのポイントは応募先の企業を選択した理由についてもしっかり明確化しておくことです。
なぜこの企業でなければならないのかという理由を強くアピールしましょう。
入社に対する意欲や応募先企業でやりたいことなども伝えておきたい項目です。
いずれも採用担当者に興味を持ってもらえるような内容で作成することが必要になります。
セキュリティエンジニアの志望動機の書き方
セキュリティエンジニアに転職する場合の志望動機には具体的にどのようなことを記載すればよいのでしょうか。
セキュリティエンジニアの志望動機の書き方について解説します。
実務経験
セキュリティエンジニアは専門性の高い職業です。
そのため実務経験が求められることが多くあります。
未経験からの転職も不可能というわけではありません。
ただし実務経験者のほうが有利であることに変わりはないでしょう。
セキュリティエンジニはリスク回避のための重要な役割を果たす職業です。
クライアントが置かれた状況に応じて適切な対処を行うことが求められます。
そのため豊富な実務経験がある人はしっかりとアピールしましょう。
具体的にどのような経験があるのかを記載することがポイントです。
向上心や責任感のアピール
実務経験があまりない人の場合は向上心や責任感をアピールするとよいでしょう。
セキュリティエンジニアは常に更新され続けるIT技術についての知識を収集し続けることも重要な仕事です。
日頃から学ぶ姿勢を忘れずに向上心を持って仕事に取り組む意欲を伝えましょう。
またクライアントを守るという点で責任感がある人であるという印象付けも重要になります。
志望動機に記載する内容としては何かを努力して成し遂げた経験やミスをなくすために心がけていることなどがおすすめです。
応募先の企業を選んだ理由を記述
企業の採用担当は自社が求める人物像に近く、長く働いてくれる人材を求めていると考えましょう。
このポイントをおさえるためには応募先の企業を選んだ理由を明確に記載することが大切です。
この会社でなければならない理由を具体的に記載しましょう。
このポイントをおさえるには企業研究をしっかり行うことが必要です。
企業の情報を得るには公式ホームページを活用しましょう。
加えて転職エージェントに登録してプロからの情報を得ることもひとつの方法です。
志望動機のアピールポイントを紹介
セキュリテイエンジニアの志望動機でアピールできるポイントはいくつかあります。
志望動機のアピールポイントについて具体的に解説します。
セキュリティエンジニア経験者の場合
同業種からの転職の場合はとくに実務経験をアピールしましょう。
セキュリティエンジニアは高い知識と技術力が求められる職業です。
そのため自分が持つ技術力が伝わりやすい志望動機を作成することが必要となります。
応募先企業がどのような人材を求めているのかを求人やホームページから読み取りましょう。
その上で応募先企業にマッチした実績を具体的に記載します。
セキュリティエンジニアの仕事内容は機密事項が多いためあまり具体的に記載することは難しいかもしれません。
しかしながら経験年数や実績件数など数値で表現することで実務経験の深さをアピールすることも可能です。
その他のエンジニア経験がある場合
セキュリティエンジニアの実務経験はないけれどほかのエンジニアの経験がある場合もあるでしょう。
この点もしっかりとしたアピールポイントになります。
セキュリティエンジニアに転職している人の多くは前職がシステムエンジニアやIT技術者であることが多いのが特徴です。
IT関連の知識を保有していることをアピールすることができれば転職にも有利といえるでしょう。
ただし単純にエンジニア経験について記載するだけではほかの応募者と差をつけることができません。
大切なのは今までの取り組みとそれを生かしてこれからどんな仕事がしたいかを記載することです。
可能であれば応募先の企業の業務内容に絡めて記載できれば強いアピールポイントになります。
未経験者の場合
エンジニア経験もない完全な未経験者の場合はアピールできるものがないのでしょうか。
セキュリティエンジニアはかなり専門的な職業であるため未経験からの転職はハードルが高い点が特徴です。
とはいえ未経験だから絶対に転職できないというとそういうわけではありません。
企業によっては未経験者を採用してイチから育成する企業もあります。
こうした求人は比較的稀です。
そのため求人探しの場合には転職エージェントを活用することをおすすめします。
転職のプロに求人を探してもらうことで自分にあった企業を見つけることができるでしょう。
未経験者の場合の志望動機は向上心と責任感をアピールすることが大切です。
これからどのように学び、実力をつけていきたいのかをアピールしましょう。
資格の保有を目指して勉強しているなどのエピソードがあれば盛り込んでおくことをおすすめします。
セキュリティエンジニアの志望動機を書く時の注意点
セキュリティエンジニアに転職する場合は実務経験が大きなアピールポイントになります。
実務経験がある場合には経験年数や具体的な実務内容を記載しましょう。
ただし注意したいのはあくまでも機密事項を含む内容は記載しないようにすることです。
セキュリティエンジニアは企業の個人情報や機密事項を取り扱うことも多くあります。
そのためこれらを決して外部に漏らさないという責任感とモラルが求められる職業であることを忘れないようにしましょう。
志望動機でクライアントの情報がわかるような内容を記載してしまうとそれだけで問題視されます。
責任感とモラルを守りながらも実務経験を強くアピールできる志望動機に仕上げることが大切です。
セキュリティエンジニアの志望動機の例文
実務経験と資格がある場合の志望動機
前職では自社のシステムを守るセキュリテエンジニアとして働いていました。
月間100万を超えるユーザーが利用するアプリケーションのシステム開発とセキュリティ担当をしていました。
システム運用に携わるなかでセキュリテイの重要性と必要性を深く感じるようになりました。
実務経験をとおして知識を深め技術力を高めることができたと自負しています。
貴社を志望したのはITコンサルティングという幅広い企業とのつながりがある企業だからです。
自社内だけでなく多くのクライアントのために自分の持つ知識と技術を活かしたと考えております。
貴社のクライアントさまが安心して企業活動が行えるようにサポートできる人材になって参ります。
セキュリティエンジニアの実務経験がない場合の志望動機
私は現在ネットワークエンジニアとして働いております。
エンジニアとして働くなかでセキュリティ分野の重要性を将来性を強く感じるようになりました。
そのためセキュリティに特化したエンジニアとして専門性の高い仕事をしたいと考えて転職を決意しました。
現在は情報処理安全確保支援士試験の資格を取るために勉強中です。
貴社を志望した理由は求人情報のなかにあったインタビューがきっかけです。
ネットワークエンジニアからセキュリティエンジニアに転職され活躍されている社員の方のエピソードに感動しました。
貴社に入社した際には私もセキュリティのスペシャリストとして活躍できるように尽力して参ります。
セキュリティエンジニアの志望動機のNG例
セキュリティエンジニアになりたい理由が曖昧
私が貴社を志望したのは今後需要が高くなるセキュリティエンジニアになりたいと思ったからです。
IT技術が進化するなかでセキュリティエンジニアの需要はますます高くなるはずです。
お客様に喜んでもらえる仕事であることも大きな理由です。
社会貢献できる仕事だと思っています。
トラブル回避やリスク回避について勉強してしっかり役に立てるように頑張りたいと思います。
志望動機が受け身
今の世の中はたくさんのデバイスを用いた生活が当たり前になっています。
便利な反面、危険も多くあると思います。
そこで必要となるのがセキュリティエンジニアの存在でしょう。
ITに関する技術に興味がある私はセキュリティ面の知識も身につけたいと思っています。
貴社ではセキュリティエンジニアが活躍されています。
私も貴社に入社してセキュリティエンジニアとしてのスキルを学ばせていただきたいと考えています。
面接での注意点を紹介
セキュリティエンジニアの転職面接に合格するためにはいくつかの注意点をおさえておくことが大切です。
基本的な質問はほかの職種と変わらないでしょう。
専門的な質問に関しては事前に把握しておき対策をねっておくことが必要です。
セキュリティエンジニアの面接での注意点について解説します。
日頃からセキュリティに関するニュースをチェックしておく
セキュリティエンジニアの面接では、最近のセキュリティ問題について聞かれることが多くあります。
そのため日頃からセキュリティに関するニュースをチェックするクセをつけておくことも大切です。
セキュリティエンジニアは日々変化するIT業界の変動を常に学んでおく必要があります。
時事ネタは特に注意してチェックしておくとよいです。
転職したからと安心して学ぶ姿勢を忘れるようではセキュリティエンジニアとしてキャリアアップすることも難しいでしょう。
学ぶ姿勢が常にあることをアピールできるとよい印象を残すことができます。
よくある質問をチェックしておく
セキュリティエンジニアの面接でよく聞かれる質問について事前にチェックしておくことも大切です。
たとえば次のような質問がよくされます。
- 残業が多い仕事ですが大丈夫ですか
- 将来どのような展望を持っていますか
- 何か質問はありますか
とくに最後の逆質問については事前の準備が重要です。
逆質問ができるということはそれだけ業界や企業について理解できていることをアピールできるチャンスになります。
たとえば次のような質問をしてスキルをアピールしてましょう。
- どのようなチーム体制での業務になるでしょうか
- 新しい言語やツールの導入はどう検討されていますか
- 貴社で活躍されているエンジニアの肩の特徴を教えてください
- 業務でやりがいを感じるのはどのようなときですか
このような逆質問を用意しておくとよいでしょう。
セキュリティエンジニアの適性をアピールする
セキュリティエンジニアの面接ではいかに自分がこの職業に向いているかをアピールすることも重要です。
面接では実務経験に加えて具体的なエピソードを用意しておきましょう。
日頃の生活のなかでもリスク回避やトラブル回避を心がけているというエピソードも有効です。
仕事だけでなく実生活でもしっかりと予防線を張ることができる人は仕事に対しても丁寧であると印象づけることができるでしょう。
IT業界への転職のことは転職エージェントに相談しよう
セキュリティエンジニアへの転職するでは実務経験が大きなポイントになります。
もしもセキュリティエンジニアとしての実務経験がない場合でもIT関連の経験は求められるでしょう。
完全な未経験からの転職となるとかなりハードルが上がります。
できるだけ転職活動をスムーズに進めたいなら転職エージェントの活用がおすすめです。
未経験でも実務経験者でもそれぞれにあった求人を探してもらうことができます。
自分にあった企業をみつけるためにも転職エージェントに相談してみましょう。
まとめ
セキュリティエンジニアとして働くには幅広い知識やスキルが求められます。
転職を希望する際には企業側にアピールできる強みやエピソードがあると有利です。
とくに実務経験や資格は大きなアピールポイントになります。
志望動機のなかにもしっかりと盛り込みましょう。
面接でもできるだけ志望理由を明確に具体的に伝えることが重要です。
これらをしっかりと企業にアピールするためにも転職エージェントの活用をおすすめします。
希望の企業にスムーズに転職するためにも転職のプロである転職エージェントに書類添削や面接対策をしてもらいましょう。